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商品の説明

【怪談噺 其の壱】 『シンがきた』 黒木あるじ
山形在住の人気怪談作家・黒木あるじが実際に経験した実話怪談。即身仏で知られる出羽三山の麓に「石川町」と言う小さな町があり、かの地で老婆から取材した話は、その地方に伝わる「シンがきた」と云う怪異現象。親しい人が亡くなる瞬間に、それを知らせる音がするという……。
【怪談噺 其の弐】 『墳墓の丘』 夜馬裕
夜馬裕が経験した実話。とても変わった名字を持つ親友ヨネダ(仮名)に誘われて、ヨネダ家のルーツを調べる旅に出た夜馬裕とビデオ撮影係のマミヤの三人は、三十数個の古墳が近接する海辺の集落にやって来た。その地での怪異体験が、その後の三人の人生を大きく狂わせる……。
【怪談噺 其の参】 『予感』 田中俊行
田中俊行が、知り合いのクボさんから聞き取った学生時代に体験した怪談。観光バスの清掃のバイトを始めたクボさんの同僚の六十代の女性は、頻繁に飛び降り自殺の第一発見者になって、警察の事情聴取のために遅刻していた。その女性は、死者が「こっち、こっち」と呼ぶ声が聴こえると言うのだ……。
【怪談噺 其の肆】 『窓辺の少女』 西浦和也
インドネシアから日本に留学したA さんが体験した怪談。Aさんが通う日本語学校の学生寮は、そこで暮らす全員が四十代の女性の視線で、少女を窓から突き落とす殺人を体験する悪夢を見ていた。寮の隣のビルでアルバイトをする先輩は、その殺人の様子を違う視線と時間経過の夢を見ると言う……。
【怪談噺 其の伍】 『シバスベリ』 竹内義和
竹内義和が幼少期に聞いた和歌山の「シバスベリ」伝説。シバスベリという小動物は、狐と狸と同じように人を化かすという。死者と同じ姿に化けて、死者の名前を呼ぶとすぅーっと消えていく。死者に会わせてくれる精霊の様なものだが、「行かないでくれ」と頼むのだけは絶対にやめろと伝わるのだが……。

『映像特典 怪談クロストーク』
怪談噺に参加した五名に加え、案内人の北野誠と解説文執筆の人気怪談作家？川奈まり子を加えた総勢七人の怪談クロストーク。 北野誠から出されたお題は、「本物の幽霊を見たことがあるか？」。七名の実体験が炸裂する白熱の怪談座談会。

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